ケース学習とは
日本語教育のケース学習は、ビジネス場面で実際に起きた異文化間のトラブルや摩擦をケース教材化し、これに基づき参加者同士が討論活動を行う授業である。この学習活動を通じて、問題解決力や異文化理解力を育成することをねらいとする。ケース学習は、ビジネス日本語教育の分野ではもちろんのこと、最近では企業研修でも活用されている。
ワ-クショップの目標
本研修会では、多様な人と共にケース学習を体験することを通じて、さまざまな価値観に触れ、問題の解決への道筋が複数あることを知る機会を提供したい。
対象者
主な対象者は ヨ-ロッパの教育機関でビジネスコミュニケーション教育に携わる現職日本語教師とするが、大学院生や、この分野に関心のあるビジネスパーソンや国際交流事業関係者のオブザーバー参加も歓迎する。
プログラム概要
一日目は、ケース学習の学習者体験の後に、ケース学習の理論についての講義を行う。この部分の主な使用言語は英語とし、ビジネスパーソン、MBAの大学院生の積極的参加を歓迎する。つづいて、ケースの作成方法(ケースライティング)について学ぶ。
二日目は、各自が作成したオリジナルのケースを参加者同士で検討し、ケース教材として仕上げる。その後、この教材を用いて授業実習を行う。二日目の活動は日本語を使用する。
ビジネスパーソン、MBAの大学院生は一日目の午前のプログラムに、教育関係者(教師、日本語教育専攻の大学院生)には二日間の参加をすすめたい。
なお、この内容や時間については、一部変更することがあります。
Dans le cadre de l’internationalisation des entreprises japonaises, des conflits interculturels sont susceptibles de survenir. L’atelier présentera une nouvelle méthodologie de gestion de ces conflits : l’écriture de cas. Démonstration, mise en pratique.
Cibles : chercheurs et enseignants de japonais langue de travail, formateurs en management interculturel, étudiants en master international
Langues utilisées : japonais et anglais le 28 septembre (10h-12h)